MARTE Interview Vol.7
オリジナルアクセサリーブランド"SYKIA"と、現在ヘアメイクとして活躍中の MAOさん とのコラボレーションアイテム第三弾が発売開始。
ヘアメイクとして活躍するMAOさんに今回のコラボレーションに至った経緯やアイテムごとの想いなど様々なことをお伺いしました。
Interviewer(以下略):コラボレーション第三弾ということで、今回のコラボレーションに至った経緯を教えてください
MAOさん(以下敬称略):第二弾を発売して半年後くらいに三好さん(SYKIAデザイナー)からお話をいただき、喜んでお受けしました。今までのコラボレーションはヘアアレンジで使えるアイテムを出していましたが、今回のコラボレーションではリング/ネックレスも製作しています。第二弾の時期からヘアアクセサリー以外のものも作りたいなと思っていて。それが実現できて嬉しいです。
I:前回のコラボレーションの段階からヘアアクセサリー以外の製作も考えていたのですね。
MAO: 前回のコラボレーションでヘアアクセサリーを作っていく中で、これがリングやネックレスだったらまた違う魅力が生まれて可愛いな、と考えていて。第三弾コラボレーションの打ち合わせの中でヘアアクセサリー以外のアイテムも製作したいと三好さんに相談したところ、快く汲み取っていただきました。
I:アイテムの製作にあたりこだわった点を教えてください。
MAO:Rope Barrette は、ラフに自分自身が簡単に使えるもの、ただ付けているだけ可愛いっていうものを製作したかったのが始まりです。髪の毛を編んだような、三つ編みが繋がるようなデザインなのですが、実際の編んだヘアアレンジの写真を元にデザイン画を描きました。
I:簡単に使える、ってとても魅力的ですね。バレッタなのに湾曲しているデザインも珍しいですね。
MAO:バレッタって単純に髪の毛を留めるだけのイメージがありますが、Rope Barrette は髪のすくい方次第でヘアピアスのようにポニーテールの結び目部分に付けられるようにデザインしました。
バレッタを付けて横から見た時に、髪にこのバレッタが巻かれているような見え方にしたくて。平らじゃなくて立体的な曲線になるよう何度も改良しています。髪の量が多い方でも使いやすいヘアバレッタになるよう留め具部分もこだわりました。
このヘアバレッタを製作する上で、この形のままリングにしても可愛いねって案が出て、Rope Ring が誕生しました。
I:サイズ感ともに他のリングと重ね付けしても程よい存在感ですね。
MAO:ふと目線を落とした時に可愛いリングがついてたらテンションが上がりますし、仕事柄手元を見られることも多いので、私自身常にリングは身に付けています。
Rope Ring は、どこの指に付けるのが可愛いのか、何の号数を作るべきか、細かく打ち合わせをしましたね。結果お客さんの好みで身に付けられるように、9,11,13号と幅広く号数を設定しました。ちなみに私はずっと人差し指に付けています。
I:Mulchway Stone Choker と Stone Necklace について教えてください。
MAO:第一弾のコラボレーションの時に製作した石のヘアピアス(Pebbles Hair Pierce)が個人的に思い入れが大きかったので、その第一弾とのつながりを持たせるようなイメージで Mulchway Stone Choker と Stone Necklace を製作しました。
I:フラットなシルバーパーツじゃないデザインがSYKIA×MAOならではですね。
MAO:わざとらしくなくて自然なデコボコ具合を出すこと、またモチーフ自体の大きさや厚さ、紐やチェーンを通す穴のサイズ、その穴の位置など、全体的なバランスを取るのが難しく、何度も何度も改良を重ねました。
この2つのネックレスは同じ石モチーフですが、大きさ、厚み、シルエットに変化を持たせてデザインに差をつけています。コロンって置いてあるのも可愛いけど、他のアクセサリーと重ね付けをしても存在感が出るように製作しました。
ちなみに Stone Necklace は厚さも大きさも穴の位置もミリ単位で調節しています。この薄さで窪みを出すのも難しくって。今回の4型の中で一番時間がかかったんじゃないかな(笑)。
Stone Necklace は初期の段階ではモチーフとチェーンの色を変えよう、という案はなかったのですが、私自身アクセサリーは単色に固執せずにシルバーもゴールドも混ぜて付けるので、モチーフとチェーンの色味に変化を加えて提案することにしました。
SYKIAのゴールドカラー は、SYKIA独自の加工を施していると聞いていて、マットで落ち着いた印象があります。モチーフとチェーンがテレコになっても違和感なく使用できるのでお気に入りです。
I:Mulchway Stone Choker は、ネックレスだけではなくブレスレットにもなって、一つあるだけで様々なスタイリングが楽しめますよね。マルチウェイにする案は初期の段階から考えていたのですか。
MAO:夏服に似合うような、シンプルだけど程よいボリューム感が出るアイテムを作りたくって。この石のモチーフを作成する上でネックレスとしてだけではなくブレスレットにもなったら良いねって案から、モチーフに穴を増やして細い紐が通るようアレンジしました。
こちらは2種類の紐が付属します。長さのあるネックレスとしてはもちろん、首に巻いてチョーカーのようにも楽しめます。また、付属の紐以外でも楽しめるように、既にSYKIAで販売中の Snake Chain Long Necklace と組み合わせても使用できるようなデザインになっています。
I:今回のコラボレーションのルック撮影について、こだわった部分を教えてください。
MAO:バレッタは、髪を捻った部分から着想を得ているので、お団子の中間に付けて髪型と馴染ませるようなスタイリングにしました。
ネックレスの撮影ではヘアはアップにしてデコルテ周りが見えるように。肌の上に紐やチェーンが垂れているスタイリングはエッジが効いていて個人的に好きでした。
撮影前から打ち合わせをしてルックイメージを細かく決めていたというよりも、撮影をしていく上でSYKIAチームと相談しながら状況に合わせてスタイリングを変えました。 みんな汲み取ってくれるからこっちでも可愛いかも!ってなった時にさっと変更できて、スムーズに進みました。
I:MAOさんの思うSYKIAの魅力は何だと思いますか。
MAO: 上品すぎず、個性的にすぎず、どんなお洋服にもハマるところですかね。綺麗めのアイテムに合わせも似合うしカジュアルにTシャツに合わせてもマッチする。普段シンプルなお洋服を着ている方でもSYKIAでエッジが効かせられるのも魅力ですよね。単純に他にデザインが被らないのも嬉しいですね。
個性があるデザインだと思っても実際合わせてみたら使いやすいものが多い上に、重ね付けもできるって凄いなと思います。
コラボレーションだから私が作りたいものを話させてはもらってはいるんですけれど、SYKIAっていうブランドが確立されているからこそ、SYKIAとコラボレーションってなった時にはイメージがとても湧きやすかったです。
I:今回のコラボレーション、いかがでしたか。
MAO:第三弾ということもあって、私の考えるイメージやアイテムの雰囲気を鮮明に汲み取っていただき納得するアイテムが出来ました。手元に自分が作ったアクセサリーがあるのってやっぱり嬉しいですね。 私自身アクセサリーは、見るのはもちろん身に付けるのも凄く好きなので、とても楽しくて充実した時間になりました。
I:MAOさんと話しているとアクセサリー愛がとても伝わります!
MAO:シルバーもゴールドも身につけるので家には結構な数のアクセサリーがありますね(笑)。ずっと同じものを身に付ける、というよりは、その日のスタイリングや気分でアクセサリーは変えています。普段から重ね付けをするからこそ今回のコラボレーションでも「単品はもちろん、重ねて付けても可愛いか」は重視するポイントになりました。
ルック撮影の様子をMAOさんのYouTubeでも随時公開予定。
YouTube / mao ito
こちらもお楽しみに!
SYKIA POP UP STORE at 名古屋
開催期間:2024年5月22日(水)〜 5月28日(火)
開催場所:名古屋タカシマヤ ゲートタワーモール 4F イベントスペース
営業時間:10:00~21:00
詳しくは こちら
MAO×SYKIA Collaboration Vol.3
・Rope Barrette
・Rope Ring
・Multiway Stone Choker
・Stone Necklace
商品一覧は こちら
Gest:Ito Mao
Text:Furihata Yurika
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