ギリシャ神話に登場する美しき王女"ダナエ"
ウィーンを代表する画家"グスタフ・クリムト"が描いた『ダナエー』という作品をご存知でしょうか。女性が優しげな顔で膝を抱えて座り、その周りに黄金の装飾が描かれたクリムトを代表とする作品です。
ギリシャ神話のダナエーの話を元に描かれた作品で、クリムト以外にも様々な画家に表現されている主題のひとつです。
SYKIA "Greek Myths"コレクションではクリムトが描いた『ダナエー』の作品をインスピレーション源にネックレスを製作しました。
美しき王女と黄金の雨
ギリシャ神話に登場するダナエは、とても美しい王女だったようです。
そのダナエに心を奪われたのが、ギリシア神話の主神たる全知全能の存在・ゼウスでした。
ダナエに恋をしたゼウス。ですが肝心のダナエは父の理不尽な言動により塔の上に閉じ込められた生活を送っています。
警備も厳重なため、ゼウスは黄金の雨に姿を変えダナエの元に。小さな天窓から零れ落ちた黄金の滴を浴びることで、ダナエとゼウスは結ばれました。
ダナエはゼウスと交わり、後にメドゥーサ退治で英雄となったペルセウスを身籠ることになるのです。
半分人間、半分神様のペルセウス。英雄と呼ばれるのにふさわしい実績を数多く残しました。
そんなロマンチックなギリシャ神話の一節。
最初に少し触れたよう、西洋絵画では人気の主題の一つにあたります。今回インスピレーションの源としてご紹介したクリムト以外にもたくさんの画家の手によって描かれています。
画家によってそれぞれ解釈が異なり色使いや雰囲気も独自性に溢れています。気になる方は是非様々な種類のダナエーを見て見てくださいね。
クリムトの作品で金を多く使用する理由としては父が金細工師だった、当時の日本の金屏風や蒔絵作品に影響された、と言われています。
『ダナエー』ではゼウスが姿を変えた黄金の雨を大粒にダイナミックに描き、王女ダナエの表情を優しく描くことで夢の中にいるような安堵な雰囲気、幸福感を全面に感じられる作品となています。
そんな作品を受け継ぐように、Danae Choker Necklaceではチェーン、大振りの丸カン、折れ曲がるパーツを使用。雨粒を連想させるチェーンの先に連なるメインパーツは、繊細な小枝のようでもあり、自在に曲がる様は作品中のかがみこむ女性のようにも見えてきます。
カラーはゴールドとシルバーの２色展開。パーツだけではなくチャーンも全てsilver925を使用しました。
首元に華奢なアクセントを与えてくれるDanae Choker Necklace。
王女と全知全能の神が出会い、恋に落ちたあの瞬間を彷彿とさせる繊細で華奢なライン、そして何者にも縛られない自由で動きのあるシルエットが魅力的です。
