”未来のヴィンテージ"を紡ぐ思いで展開しているレディースアパレルブランド・Ruh Dhan の「Botanical Dye」シリーズ。
・植物の選定から仕込みまで、すべて手作業
・量産的な型が存在せず一着ごとに異なる配置設計
・染色後の色の定着・乾燥・仕上げまでの長い工程
・失敗が許されない中での、経験に基づく微細な調整
柔らかなヴィーガンシルク生地をベースに、幾重もの工程と時間を重ねて生まれる”バンドルダイ”という技法によって作られた特別なラインナップ。
バンドルダイは、単なる草木染めとは異なり、植物そのものを布に直接配置するところから始まります。
含まれるタンニン量や水分、繊維の厚みまで見極めながら、一点ごとに素材を選定。それらを生地の上に丁寧に並べ、幾重にも折り重ねながら強く巻き締め、“束(バンドル)”の状態へ。
葉脈や花弁の輪郭までもが生地に現れ、一着の中に複数の時間軸が重なったような奥行きを生み出します。
束ねた後は蒸しと煮出しの工程へと移ります。
熱と水分、そして時間。
この3つが作用することで、植物に含まれる天然の色素がゆっくりと滲み出し、輪郭・色・繊維の痕跡までもが布へと転写されていきます。
この工程は、決してコントロールしきれるものではなく、気温や湿度、水質、さらには植物の個体差によって結果は大きく変わります。
同じ配置や同じ工程でも全く同じ仕上がりにはならない。それがバンドルダイの本質です。
シンプルなデザインの洋服であるほどそのディテールが際立ち、上品な雰囲気を演出します。
Ruh Dhan の 「Botanical Dye」シリーズ は、バンドルダイによって生まれた繊細な模様に対し、さらに染色を重ねることで色の深みと奥行きを引き出しています。
この最後の染めの工程によって、淡く浮かび上がった植物の輪郭はそのままに、背景となる色がゆっくりと沈み込み全体に統一感が生まれます。
偶然に委ねられたバンドルダイと、意図的に重ねる染色。
その二層構造が、このシリーズ特有の奥行きを形づくっています。
さらに、バンドルダイは一度で理想の発色が得られるとは限らず、何度も試行を重ねてようやく完成に至ることも少なくありません。
効率とは対極にあるものづくりー。それゆえに、量産では決して実現できない密度と奥行きを宿しています。
植物の“存在”がそのまま浮かび上がる一着。
Ruh Dhan の 「Botanical Dye」シリーズ では、ザクロの果皮、ミロバラン(ターミナリア)、茜の根、インディゴ(藍)など、古来より用いられてきた植物素材を用い、時間と工程を重ねながら奥行きのある色彩を引き出しています。
とろけるように柔らかく、しなやかに落ちるヴィーガンシルクが肌に触れた瞬間から上質さを感じさせるオーバートップス。
腰まで包み込むオーバーサイズのシルエットが、抜け感のあるリラクシーな着心地を演出。
一枚でミニワンピースのように着こなすこともでき、軽やかでやさしい着心地と、まるでヴィンテージピースのような懐かしみのある風合いを併せ持った一着です。
肌に最も近い距離で、その表情を感じる一着。
やわらかなピンクには、花びらのような軽やかな滲みが散り、端麗なグレーには、土や樹皮を思わせる静かな深みが広がります。
どちらも単なる色ではなく、時間と工程が重なった結果としてのニュアンスです。
サイドに施されたドローストリングによって生まれる陰影も、染めの表情と呼応し立体感を生み出します。
動きによって変化する、染めのレイヤー。
広い面積に施されることで、バンドルダイの構図がよりダイナミックに現れます。
歩くたびに柄が移ろい、光の当たり方によって濃淡が変化する。それはまるで、自然の風景を身に纏うかのようです。
歩くたびに揺れる生地の中で染めの表情が移ろい、静止している時とは異なる印象を見せる一着。
直線的なフォルムと、有機的な染めの対比。そのバランスが装いに端正なコントラストを生み出します。
使用する植物、配置、束ね方、熱の入り方。そしてその後に重ねる染色のわずかな差異。それらすべてが影響し合い、同じものは二つとして存在しません。
均一ではないからこそ生まれる、静かな個性。
それは、整えられた美しさとは異なる、自然に寄り添うような佇まいです。
Ruh Dhan "Botanical Dye series" の世界観を、ぜひこの機会にご覧くださいませ。
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